ふるさと納税
よくある失敗・後悔

ふるさと納税は、仕組みさえわかれば難しい制度ではありません。
ただ、実際にやってみると、「税金の話」だけでは見えてこない失敗が結構あります。
返礼品が思ったより早く、しかもたくさん届いたり、書類をどこかにしまい込んで年明けに慌てたり。
制度自体は間違えていなくても、「こうしておけばよかった」と感じることは意外と多いものです。
申し込む前にちょっと確認しておくだけで避けられる失敗ばかりなので、順番に見ていきましょう。
上限額を確認せずに寄付してしまう

一番よくある失敗が、控除上限額を確認しないまま寄付を進めてしまうことです。
返礼品のページを見ていると、つい欲しいものから順番にカートに入れてしまい、気づいたら合計金額が上限を超えていた、というパターンです。
上限を超えた分は自己負担が増えるだけで、寄付自体が無効になるわけではありません。
ただ、「思ったより自己負担が大きかった」と感じることも。
寄付を始める前に、自分の上限額の目安だけは確認しておきましょう。
控除上限額の調べ方については、こちらの記事で詳しくまとめています🔽

あとから状況が変わる

上限額を調べたうえで、ちょうど上限いっぱいまで寄付する人もいます。
ただ、年の途中で転職したり、ボーナスが減ったり、思っていたより医療費控除が発生したりすると、最終的な上限額が想定より下がることも。
その場合、ギリギリまで寄付していた分が結果的に自己負担になってしまいます。
年収や控除の状況がまだ確定していない時期に寄付をするなら、上限のすれすれを狙うより、少し余裕を持たせておくと安心です。
一度に頼んで冷蔵庫に入りきらない

ここからは、税金の話とは少し違う、生活面での失敗です。
ふるさと納税サイトを見ていると、お肉やお魚、フルーツなど魅力的な返礼品がたくさん並んでいます。
あれもこれもと申し込んでしまい、気づいたら冷凍庫がパンパンで、「新しく届いた分が入らない!」ということが起こることも。
特に業務用サイズの精肉セットや、数キロ単位の魚介類は、想像以上にかさばりがち。
申し込む段階では「量が多いほどお得」に見えても、自宅の冷蔵庫・冷凍庫の容量には限りがあります。
届いたものをどこに収めるか、申し込む前に大まかにイメージしておくと安心です。
同じ時期に集中してしまう

返礼品には、それぞれ発送時期があります。
特に、お歳暮シーズンやお正月向けのおせち、旬のフルーツなどは、届く時期が特定の月に集中しやすいもの。
複数の自治体に、時期を気にせず申し込んでしまうと、気づけば同じ週にいくつもの荷物が届き、置き場所にも消費するペースにも困ってしまいます。
申し込みのタイミングで発送時期の目安が表示されていることが多いので、そこだけ先に見ておくと◎
「お得そう」という理由だけで選ぶ

還元率や量の多さだけを見て返礼品を選ぶと、「確かにお得ではあるけれど、実際にはあまり使わなかった」という結果になりがちです。
例えば、普段あまり自炊しない人が大容量の食材セットを選んだり、飲まない量のお酒を選んだりすると、届いたはいいものの持て余してしまいます。
返礼品を選ぶときは、「お得かどうか」だけでなく、「自分が普段の生活で使うものかどうか」も基準に加えると、満足度がかなり変わってきます。
量が多すぎて消費しきれない

お米やお肉など、日常的に使うものを選ぶこと自体は堅実な選び方です。
ただ、その分「量」の見積もりを間違えると、消費しきれずに賞味期限が近づいてしまうというケースもあります。
一人暮らしなのに10kg単位のお米を申し込んでしまったり、冷凍のまま長期間放置してしまったり。
世帯の人数や普段の消費ペースをもとに、無理なく食べきれる量なのか、先に考えてから申し込むと安心です。
定期便で毎回の量を持て余す

果物やお米などには、数ヶ月にわたって定期的に届く「定期便」タイプの返礼品もあります。
一度申し込めば手間がかからず便利な反面、毎回同じ量が自動的に届くため、消費が追いつかなくなることも。
旅行や帰省と発送のタイミングが重なると、受け取りに困ることもあります。
定期便を選ぶときは、一回あたりの量と発送間隔を確認して、無理なく続けられそうか考えておくことが大切です。
自治体や寄付金額がわからなくなる

複数のサイトや自治体に寄付をしていると、「結局どこにいくら寄付したか」がわからなくなることがあります。
これは、返礼品選びの満足度とは別に、控除の手続きに直結する問題です。
ワンストップ特例を申請するにも、確定申告をするにも、寄付先の自治体数や金額を正確に把握しておく必要があります。
寄付をするたびに、自治体名・金額・申し込んだサイトを簡単にメモしておく、という方法も。
それだけで、あとから慌てずに済みます。
必要な書類をなくしてしまう
寄付をすると、返礼品とは別に「寄附金受領証明書」などの書類が届きます。
返礼品の箱に気を取られて、同封されている書類を見落としたり、うっかり捨ててしまったりすることも。
控除の手続きをする段階になって、必要な書類が見当たらない。
これは、実によくある後悔のひとつです。
届いた書類は返礼品とは別の場所にまとめて保管しておくと、あとで探す手間が省けます。
万が一なくしてしまっても、寄付先の自治体に問い合わせれば再発行してもらえることが多いので、まずは慌てずに連絡をしてみてください。
控除の手続きを忘れてしまう
寄付をしただけでは、控除は反映されません。
ワンストップ特例か確定申告、どちらかの手続きをして初めて控除が受けられます。
「あとでやろう」と思ったまま忘れてしまい、控除を受けそびれる。
意外とよくある失敗です。
寄付をした時点で、いつまでに何をする必要があるかをカレンダーなどに書き込んでおくと、うっかり忘れを防げます。
確定申告が必要になった
ワンストップ特例で済ませるつもりだったのに、年の途中で寄付先が6団体以上になったり、医療費控除などで確定申告をすることになったりして、結局確定申告が必要になるケースもあります。
このとき厄介なのが、確定申告をする場合はふるさと納税分もあわせて申告しないと、ワンストップ特例の申請が無効になってしまう点です。
ワンストップ特例だけのつもりで安心していると、控除そのものが漏れてしまうことも。
年内に寄付先の数や確定申告の予定に変化がないか、年末のタイミングで一度見直しておくと安心です。
年末に慌てて申し込む

ふるさと納税は年単位の制度なので、年末になると「まだ上限額に余裕があるから」と駆け込みで寄付をする人が増えます。
ただ、この時期は人気の返礼品が品切れになっていたり、発送が翌年にずれ込んだりすることも。
さらに、ワンストップ特例の申請書は翌年1月10日必着という期限があるため、年末に慌てて寄付をすると、書類の準備まで間に合わなくなってしまうかもしれません。
年の早いうちから少しずつ検討しておくと、こうした駆け込みの失敗を避けやすくなります。
まとめ
ふるさと納税で後悔しやすいのは、税金の手続きだけではありません。
生活のなかでどう扱うかを考えておく必要があります。
上限額だけ確認して終わりにするのではなく、返礼品の量や保管場所、届く時期、そして控除の手続きまで見通したうえで選ぶと、失敗にも後悔にもつながりにくくなります。
ふるさと納税の仕組みはこちら🔽


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